集会テーマが決まりました

「子どもの世界を△(さんかく)から〇(まる)へ。そして◎(にじゅうまる)へ」
~子どもをめぐる現状を変えていくために考えなくちゃいけないこと~


昨年(2018)の11月に実行委員会を立ち上げました。

前回京都で全国集会を開催したのは2011年。集会名が「子どものあそびと仲間を育てる全国集会」でした。当時の資料を見返してみると、2010年の4月に実行委員会が立ちあがっています。2011年の11月に京都での国民文化祭の開催が決まっていて、会場や宿の確保が必要だったのですね。

そして、国連子どもの権利委員会から第3回の日本政府への勧告が行われ、少年団でも「子どもの権利条約」の31条に沿って、「あそび」の大切さを学び合いたいという趣旨ですすんでいきました。

集会を準備している中での3月11日の東日本大震災。福島第一原子力発電所の爆発事故。関東の仲間の状況が気にもなるし、子どもに関わる活動をしている自分たちにも何かできることはないかと様々話し合いました。

震災から8年、前回の集会から7年半、子どもをめぐる現状は少しでもよくなっているでしょうか?なんと、今年2月に国連子どもの権利委員会が第4回と5回の「勧告」が公表されました。日本の子育てや教育に対して大変厳しい所見が述べられたようです。前回と勧告時期が被ったことは京都にとっても何かのご縁かと思います。しっかり読み解き考えていかないといけませんね。

実行委員会で近況を話し合う中でも、自分たちのまわりで、「この子はちゃんとご飯を食べられているのだろうか?」「親の忙しさのために放置されているのではないだろうか?」「体罰や虐待を受けているのではないか?」「家族が崩壊しているのではないか?」と感じるという意見がありました。

子育てが孤立してしまうことで起こりうる悲劇から、子どもを救い出し守ることも地域コミュニティーの力、「少年団」がある地域の大人のコミュニティーの役割の重要性が浮き彫りになっています。

「少年団」は子どもが集まってただただ遊びじゃれているだけ、『たこパー』だ『クリパー』だと集まって歌ったりゲームしたりしてるだけ、『キャンプ』だ『川遊び』だ『合宿』だと楽しいことしかしない遊んでばかりいる。と、自分たち自身もそう思っているかもしれないけれど、友達と『あそびふざけられる』居場所がある環境こそが子どもたちにとってはかけがえのない『たからもの』なのではないかと、思ったりします。

集会テーマは、集会2日間を通して課題提起や意見交流の指針となるものですが、実行委員会が集会を準備して行く際の指針にしていくものです。△(さんかく)〇(まる)◎(にじゅうまる)。今までにこんなテーマあったかしら?さまざま記号が持つ意味も考えながら楽しい集会にしたいですね。

\(◎▽◎)/!

子ども会・少年団を育てる左京センター(京都市)

現在の活動 *新型コロナウィルスの感染拡大で、子どもたちの日常活動や行事が困難になっています。 *新型コロナウィルスから子どもの命と健康を守る情報、子どもの主食「遊び」や文化の情報を収集し、発信しています。 *全国の少年団や、世界の子どもたちとともに子どもの未来をつくる活動を共有したいとおもいます。。 *やりたいことをできることから。子どもの声を発信します。

0コメント

  • 1000 / 1000